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ゆりかごを揺らす手のShinMakitaのレビュー・感想・評価

ゆりかごを揺らす手(1991年製作の映画)
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ゆりかごを揺らす手は、世を支配する手。

☆俺基準スコア:2.1
☆Filmarks基準スコア:3.3




シアトル…
クレアとマイケルのバーテル夫妻には幼い娘エマがおり、クレアのお腹には新たな命が宿っていた。クレアはきちんと妊婦健診に通っているが、そこの産科医モットの診察に疑問を抱いていた。内診が妙に卑猥で不快だったのだ。クレアは医師会に通報するが、その後次々と被害者が現れ、モットはマスコミに追われ自殺してしまう。

半年後、無事に男児を出産したクレアは、マイケルの提案で乳母を雇うことにした。募集をかけてすぐに現れたのは、同年輩のペイトン・フランダースという女性。赤ん坊の扱いにも長けて性格も穏やかな美人のペイトンを気に入ったクレアだが……


「ゆりかごを揺らす手」



謎の乳母が仕掛ける恐怖の復讐計画。乳母ペイトンがレベッカ・デモーネイの当たり役となったサスペンスの佳作。生まれた赤ちゃんを強奪するとかクレアを殺すとかの単純な復讐てはなく、クレアの妻として・母としてのプライドを完璧に粉砕して、彼女の家族丸ごと乗っ取ろうとする陰湿ぶりが怖いんですよねえ。彼女が丁寧に罠を張るから、この手のジャンル映画にしては珍しく110分と長め。腕のあるハンソン監督ならではの一本。


クレアの友人でちょっと性格が悪い不動産屋マリーン役で、若々しいジュリアン・ムーアが出ているのも見どころ。Disney+でしか見られないので、加入者はぜひ^_^
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