このレビューはネタバレを含みます
いなくなってしまった人の影を追う程苦しいことはないと思う
一縷の望みをかけて追いかけてもそこにたどり着けるかもわからないし実際本人がどんな思いだったかなんてわからない
それでもその人との8分間が続くのなら必死にしがみついていたいと願う
電話もろくに繋がらない中それでも話したくて掛け続けたこと
あの日あそこにいた人がみんなそうだったと思う
どうして出られなかったのか、行かせてしまったのかとみんな自分を責めたと思う
自分だって大切な人を失ったのに息子からママなら良かったのにと言われたお母さんの愛がすごすぎた
人を殺すなんて考えが人間の脳から抹殺されればいいのに
20年経つけどこんなこと絶対に二度と起きてはいけないことを誰もが心に刻んでほしい
ご遺族の心に安寧がもたらされますように
