まよいマイマイ

ものすごくうるさくて、ありえないほど近いのまよいマイマイのレビュー・感想・評価

5.0
映画を観るタイミングや呼び寄せるものって本当にあるんだな、とつくづく痛感。
この年齢になってもまだこのような、映画との「通過」と「再会」ができることにまず号泣です。

公開時、約10年前に観たときは期待値が高かったけれど感動作にしたてるような作りと主人公が生意気なガキだなwと冷めてしまって自分のなかではただ「通過」した作品でした

あれから10年。
2021.09.15
今朝、ふと思い出して急に観たくなり見返しました
NYから消えた第6区。聞けないでいる父親が残した6番目の留守番電話。第6調査報告書‥
ASDの少年が街中で敏感に感じる音、人との距離が測れない感じ、「電車は危険な乗り物」としてひたすらNYを歩く姿。
もう序盤から嗚咽レベルで号泣。
まさに実年齢もメリン神父に相応しくなったマックスフォンシドー演じる謎の老人が加わってからの展開は体内の液体が全て出る号泣レベル
マックスフォンシドーの優しく遠くから見つめる眼差しよ!

映画に出会うタイミング。
再会するタイミング。
この作品を通して改めてその奇跡を感じました
まよいマイマイ

まよいマイマイ