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ものすごくうるさくて、ありえないほど近いのbookmarkのレビュー・感想・評価

4.3
ストーリーが良いのは私が言うまでもないので、敢えて他のことを書いちゃう。

太陽と電話の8分間、パニックを抑えるためのタンバリン、寝室の青い花瓶、矛盾語合戦、そして鍵。
ユーモアが散りばめられた、とっても洒落た描写の数々に随所でわくわくする。

"偶然の故意"が生み出した、"小さな巨人"と"言葉を話せない話し相手"のシーンが最高。

あとはタイトルがとっても好き。こうやって遺族の気持ちに寄り添いながら新しい気持ちで、少しでも前へ進めるようなきっかけになる作品がひとつでもあればいいな、とふと思った。
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