大隼

ものすごくうるさくて、ありえないほど近いの大隼のネタバレレビュー・内容・結末

3.5

このレビューはネタバレを含みます

少年は走った、答えを求めて走り続けた。交わるはずのなかった様々な人たちと出逢い、人を知った。知らない人を知ったところで何になるのか、直接的な意味はないのかもしれない、でもどこかで繋がっている。行動することに直接的な因果があれば、この作品に意味はない。少年の無邪気でまっすぐな姿勢が、人々の心を動かし答えへと彼を導いた。結果的にそこで待っていたのは彼が望んでいたものとは違った。しかし、大事なのは探すのをやめなかったことである。やめないことに意味がある、価値がある、本作はそこに旨を置いた良いものだった!!
大隼

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