ずっと見たかった。苦しみながら｢考えるのがやめない｣オスカーを突き動かすものってなんだろう。彼が守りたかったもの、彼にとって良いもの、思ってること、言わなくていいこと、全部全部等身大で伝えられるからすごく鼓動が速くなった。本当にいい映画って、これが演じられていること、映画であることを信じられないことなのかなって思った。
私は一時期、戦後の復興や経済成長がものすごいものならば、人口も増えてきて食料や高齢化が問題になっているから、もう一度戦争をすればいいと思ったことがある。父をなくしたオスカーと夫をなくした妻を見て、たった1人の叶わない帰りをずっと待つ絶望を見た。憎しみあってはいけない。絶対に人類は私が平和にしたい。どこかに生きる道はあるはずだ。
