もしゃ

フィフス・エレメントのもしゃのレビュー・感想・評価

フィフス・エレメント(1997年製作の映画)
4.3
コメディタッチのストーリー展開の一方で戦争に明け暮れてきた人類は救う価値があるのかというシリアスな部分も描いてる。

ぶっきらぼうだけど誠実な軍人あがりのタクシードライバーが突然ダイブしてきたリールーに心奪われ匿う。ブルースウィルスにこういうキャラを演じさせたら唯一無二だと思う。当時まだ無名だったとは思えないミラジョボビッチの無邪気で純粋さを感じさせる演技も惹かる。また、相変わらず超絶ハイテンションキャラなクリス・タッカーに 冷静で完璧主義、非情な敵キャラを怪演するゲイリー・オールドマンなど俳優陣が脇を固める。

多少チープ見える小道具やエイリアン造形などが逆にSFが苦手な自分にとってアレルギーなくストーリーに没入出来たのかと思う。

雑然とした未来都市と極彩色の映像、ジャンポール・ゴルチエのデザインがシュールでリアルな近未来の舞台設定は今見ても古臭い感じはなくある意味の奇抜さがいいアクセントを醸し出していて正直、画質自体にあまり拘りはない方だけどこの作品はBlu-rayもしくは4Kで再度視聴したいと思った。
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