このレビューはネタバレを含みます
あなたあんまり喋らないのね。
わかってるの。あんまりしゃべらないひとは、心の中でいっぱい喋ってるの、というセリフが印象的。
女狐が忘れたトップス。リストカットして血の付いた洋服をみつけ、洗濯機の中にいれ、血を消すように、心の傷を綺麗にするように、何度も重ねて洗剤を入れる。
テルがすごく純粋で可愛いかった。
愛という言葉をメモして、書くほどのもんでもなけどな、と言われて止め、そこまで書いてやめることないだろ、と言われて書き始める。笑った。
あれから毎日毎日洗ったんだ。そしたら、ボロボロになっちゃった。
テルの純粋さと素直さ、
まっすぐさに癒されていく。
忘れた洋服を届けに行ったり、ラクダに告白したことを伝えてと言われ、思い出したらすぐに探して伝えに行ったり、口笛のひとの話を聞いておくと約束したら、わざわざ公衆電話で聞いたり。
うまく言葉にできないけど、、、と話し始めた小雪に、
愛だよ。こういうの、地球では愛っていうんだよ。宇宙じゃ知らないけどね、という。
温かかった。
テルが、口笛の上手な男の子の話をしているときの絵と、音楽が良かった。
結局、私は変われたんだろうか。。。
口笛の上手な男の話は、いい話か、悲しい話かわからない。でも、生きていて良かった。海に向かって、ピューと口笛が吹けたから。
変われたか、わからないけど、、、生きていくなかで、確実に温かく、満たされた気持ちになっていく。やっていける。
衣装がとても合ってた。