たに

エミリー・ローズのたにのレビュー・感想・評価

エミリー・ローズ(2005年製作の映画)
4.0

1976年ドイツで実際に起きた悪魔祓い事件の裁判をアメリカを舞台に作り替えた本作。
法定が主な舞台なのでホラーというよりかはサスペンス寄りです。

悪魔の存在をめぐる裁判ということで宗教VS医学みたいな印象。
エミリーの身に起こった現象が宗教と医学どちらにも寄りすぎてなく、一線を超えないようにかなりリアルな感じで描かれているのが好印象です。
だからこそ法廷どちらの審問も説得力が増すというか。
判決がどちらに転ぶかは最後まで予想ができずにドキドキしながら見れました。


ラストの判決にはグッときた。
この映画を見てて、魔女裁判を描いた某アニメのテーマでもある「愛がなければ視えない」というのを思い出しました。
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