ジャッキーケン

フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラのジャッキーケンのレビュー・感想・評価

3.7
フランケンシュタイン型の怪獣サンダ対ガイラがぶつかる人間型怪獣映画!

人間に限りなく近いサンダとガイラの怪獣バトルがゴジラのような重量級の着ぐるみ戦闘とは違う動きやすそうなスーツで俊敏に戦う人間型怪獣バトルはスピード感があって良かった

人間を貪り食う悪の怪獣ガイラ
人間に恋した優しき怪獣サンダ
行動が正反対なフランケン怪獣が自衛隊に囲まれながら戦う、どっかで見たな。これリアル「進撃の巨人」じゃん!

ゆったりと動くゴジラよりもキングコング寄りだし人間走りでバタバタとこっちに近づいてくる怖さはトラウマ級!!

ガイラが人を食ってはガムのように衣服をぺって吐き捨てるのが進撃の巨人だし地味に嫌なシーン、太陽光で水にダイブするところも変に人間味があってなんか怖い

動ける怪獣同士のバトルだから戦闘は見応えがある。オールCG地獄の黙示録な「キングコング髑髏島の巨神」とまでは行かないけどコングのように自衛隊をいとも簡単に倒す描写は米軍を叩きのめすコングのそれだったし肉弾バトルの説得力は特撮にしか出せないスーツアクターの為せる技

ラストは唐突すぎて思考停止
いやもうちょっと先なんかあるだろって思ったらデッカく「終」の文字
あ、終わったんだな。でもなんかあるだろって感じが昭和の怪獣映画の後味らしさなんだな、逆に今の時代の怪獣映画や他のヒーロー映画が小難しいメッセージを伝えなきゃならないという固定概念があるのかもしれない!

キングダム髑髏島の巨神を特撮で行く映画で実写版「進撃の巨人」にも影響を与えた映画で怪獣バトルのスピード感は随一な怪獣映画