フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラの作品情報・感想・評価

「フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ」に投稿された感想・評価

『フランケンシュタイン対地底怪獣(バラゴン)』の姉妹編。
フランケンシュタインの怪物の細胞が分裂して、善の心と悪の心に分かれてしまう。山で育った温和な性格のサンダと、海で育った凶暴な性格のガイラとなって、東京を舞台に大迷惑な兄弟喧嘩を繰り広げる。
本作のサンダとガイラの兄弟は、初代ゴジラの身長の半分ほどと比較的小柄な怪獣であり、その身長にあわせてつくられた大スケールの精巧なミニチュアを舞台にして繰り広げられる人型巨大怪獣の格闘と、それに対抗する自衛隊の新兵器「メーサー殺獣光線砲車」周辺機器のリアルな描写が本作の見所となっている。
雰囲気としては、モダンホラー、スラッシャーホラーの流れを組むような作品で、何が怖いって走ってくるサンダの姿だ。あんなにでかいのに機敏な動きで駆け回り、腕をのばして人を捕まえて、そのまま食ってしまう。知能が高くて二足歩行の状態で走ることができる人食い生物などが実際にいたら、ひとたまりもないだろう。
本作で初登場したメーサー車は、パラボラアンテナのデザインと発射時の演出が最高で、平成の『ゴジラXメカゴジラ』にも歴史的資料として登場するほどの人気。前作ではあんまりだった大ダコも、今度はちゃんとストーリーの邪魔にならないよう配慮されている。
ハリウッドからはラス・タンブリンをゲストとして招いており、佐原健二や水野久美など東宝特撮映画俳優陣も当然総出演。力の入った一本だったということがわかる。
最近この映画のタイトルを目にしたのは、実写版『進撃の巨人』がかなりの期待をもって迎えられ、見事に散っていった時。「平成のサンダ対ガイラとなるか!?」みたいな触れ込みをよく読んだ気がするが、まあ、主に秘宝関係の雑誌なんだけど、あれは町山フリークにとっては辛い踏み絵だったな。
肉骨粉

肉骨粉の感想・評価

3.3

このレビューはネタバレを含みます

海の幸と山の幸
献立に行き詰まったら
この映画を観るようにしている
HK

HKの感想・評価

3.7
フランケンシュタイン対地底怪獣の姉妹作品 監督は本多猪四郎

フランケンシュタインの細胞組織から分裂し、人の愛情を知って育った山に生息するサンダと、人の愛情を知らず冷酷に育った海に生息するガイラとの巨人怪獣ものの特撮映画である。 

序盤のオオダコとガイラとの戦闘シーンはとてもすごかった。

ガイラの捕食シーンは最早トラウマレベルである。女性を頻繁に狙うところはとても悪趣味というか。それでも生きていくためなのだから仕方ないともいえる。

しかし、ガイラを一貫して悪者として扱っていたのがちょっと可哀想であった。人類の敵かもしれないが、怪獣であり生き物でもある彼にとって捕食は当たり前だから仕方ない。

しかしサンダもガイラについていた服のようなものから人を食ったことを推理することができるのはとても頭のいい怪獣なのか。

しかし、最後のサンダとガイラの戦闘シーンはやはり特撮技術が素晴らしいため圧巻だった。

戦車が土手を進軍するシーンもとても良くできていたと思う。今でも通じる怪獣映画であると思う。
佐原さんがいる安心感なのに。
特撮ドラマパートには超重要人物なのに、なんでヒロインといつもいるの佐原さんじゃないんだ。
海外ウケ狙いだったのかなぁ。
残念だなぁ。
って調べて見たら、ツイン・ピークスのDr.ジャコビーだったなんて!!意外な所で意外な人を発見するのも映画の楽しみですね〜。

特撮は言わずもがなです。
あと昨年亡くなられた中島春雄さんは
怪獣に命を宿す天才です。
CG全盛、こんな人もう現れないだろう。
合掌。
1人だけ映画のジャンルが違う先生。
そこがシュールで面白い。それだけ。
Kadobon

Kadobonの感想・評価

-
記憶にあるなかで一番古い映画かも。当時おそらく4才。
あまりにも怖くて、椅子の後ろに隠れてわんわん泣いていた記憶しかない。
それにしても、何でこんな怖い映画を見に連れていったんだろう、うちの親は。
レジェコングはこの映画から、かなり影響されてたのね。。そのまんま過ぎてびっくりした。
ガチガチの合成だとしても、やっぱり人間が演じてる細かいニュアンスがある方が怪獣って素敵よね。
磔刑

磔刑の感想・評価

2.4
「絶滅危惧種」

現代ならVFXで表現するような映像演出の数々もミニチュアやセット、着ぐるみで表現されており、現代の過剰にリアルであるもののどこか平面的で温かみを感じないCGには無い泥臭い息遣いのリアリティを感じる事ができる。リアルとアンリアルの垣根が曖昧になっている現代だからこそ存在価値が高まる作品と言える。

サンダとガイラの対決が物語の見所ではあるもののホラー映画さながらの優れた演出も見所だ。闇夜から突然と現れ全力疾走し襲いかかり人間を捕食するガイラは余りにも突飛で馬鹿馬鹿しくも感覚を刺激される恐怖を感じる。サンダやガイラを取り巻く壮大なスケールのセットは圧巻でCGには無い独特のリアリティを与えており、西洋で発達したストップモーションとは対照的な日本独自の着ぐるみ文化が生んだ技術の粋を体感できる。
ただストーリーはかなり大雑把でサンダやガイラの出生や目的が分からない上に生みの親らしき科学者の物語上の目的すら定かではなくドラマ性の欠片すらない。その為サンダとガイラの悲惨な結末を観ても全く心を動かされないのは残念な限りだ。
Yasu

Yasuの感想・評価

3.3
終盤かなり駆け足になって雑になっていくのが少し残念。

でも、メーサー車初登場シーンの特撮は凄い。興奮もの。

全体的に特撮がやはり良い
人食い後のペッ!の後が花束なのはイメージがグロ過ぎゆえのカットなんだろうけど唐突すぎというか斬新すぎるw 花束を吐き出したようにしか見えないw ガイラが海に飛び込むシーンはおカマ走りっぽくて女の子が「イヤ〜ん海〜☆」みたいな感じでかわいい。水野久美が無駄にメイクが濃すぎるゆえ普通のヒロインに見えない。サンダガイラの声が哺乳類っぽくない、などなど色々ツッコミながらも観れるしミニチュアは良く出来てたり見所はある
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