フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラの作品情報・感想・評価

「フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ」に投稿された感想・評価

HK

HKの感想・評価

3.7
フランケンシュタイン対地底怪獣の姉妹作品 監督は本多猪四郎

フランケンシュタインの細胞組織から分裂し、人の愛情を知って育った山に生息するサンダと、人の愛情を知らず冷酷に育った海に生息するガイラとの巨人怪獣ものの特撮映画である。 

序盤のオオダコとガイラとの戦闘シーンはとてもすごかった。

ガイラの捕食シーンは最早トラウマレベルである。女性を頻繁に狙うところはとても悪趣味というか。それでも生きていくためなのだから仕方ないともいえる。

しかし、ガイラを一貫して悪者として扱っていたのがちょっと可哀想であった。人類の敵かもしれないが、怪獣であり生き物でもある彼にとって捕食は当たり前だから仕方ない。

しかしサンダもガイラについていた服のようなものから人を食ったことを推理することができるのはとても頭のいい怪獣なのか。

しかし、最後のサンダとガイラの戦闘シーンはやはり特撮技術が素晴らしいため圧巻だった。

戦車が土手を進軍するシーンもとても良くできていたと思う。今でも通じる怪獣映画であると思う。
佐原さんがいる安心感なのに。
特撮ドラマパートには超重要人物なのに、なんでヒロインといつもいるの佐原さんじゃないんだ。
海外ウケ狙いだったのかなぁ。
残念だなぁ。
って調べて見たら、ツイン・ピークスのDr.ジャコビーだったなんて!!意外な所で意外な人を発見するのも映画の楽しみですね〜。

特撮は言わずもがなです。
あと昨年亡くなられた中島春雄さんは
怪獣に命を宿す天才です。
CG全盛、こんな人もう現れないだろう。
合掌。
2010年12月4日、池袋・新文芸坐で鑑賞。(『獣人雪男』と2本立て、1000円) 

『獣人雪男』目当てで観に行った二本立てだったが、こちらの方が面白かった。

特撮場面が凝っていて、有名なメイサー銃などが見られる。

ただ、怪獣の造形がイマイチ。
1人だけ映画のジャンルが違う先生。
そこがシュールで面白い。それだけ。
Kadobon

Kadobonの感想・評価

-
記憶にあるなかで一番古い映画かも。当時おそらく4才。
あまりにも怖くて、椅子の後ろに隠れてわんわん泣いていた記憶しかない。
それにしても、何でこんな怖い映画を見に連れていったんだろう、うちの親は。
レジェコングはこの映画から、かなり影響されてたのね。。そのまんま過ぎてびっくりした。
ガチガチの合成だとしても、やっぱり人間が演じてる細かいニュアンスがある方が怪獣って素敵よね。
磔刑

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2.4
「絶滅危惧種」

現代ならVFXで表現するような映像演出の数々もミニチュアやセット、着ぐるみで表現されており、現代の過剰にリアルであるもののどこか平面的で温かみを感じないCGには無い泥臭い息遣いのリアリティを感じる事ができる。リアルとアンリアルの垣根が曖昧になっている現代だからこそ存在価値が高まる作品と言える。

サンダとガイラの対決が物語の見所ではあるもののホラー映画さながらの優れた演出も見所だ。闇夜から突然と現れ全力疾走し襲いかかり人間を捕食するガイラは余りにも突飛で馬鹿馬鹿しくも感覚を刺激される恐怖を感じる。
サンダやガイラを取り巻く壮大なスケールのセットは圧巻でCGには無い独特のリアリティを与えており、西洋で発達したストップモーションとは対照的な日本独自の着ぐるみ文化が生んだ技術の粋を体感できる。

ただストーリーはかなり大雑把でサンダやガイラの出生や目的が分からない上に生みの親らしき科学者の物語上の目的すら定かではなくドラマ性の欠片すらない。その為サンダとガイラの悲惨な結末を観ても全く心を動かされないのは残念な限りだ。
Yasu

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3.3
終盤かなり駆け足になって雑になっていくのが少し残念。

でも、メーサー車初登場シーンの特撮は凄い。興奮もの。

全体的に特撮がやはり良い
人食い後のペッ!の後が花束なのはイメージがグロ過ぎゆえのカットなんだろうけど唐突すぎというか斬新すぎるw 花束を吐き出したようにしか見えないw ガイラが海に飛び込むシーンはおカマ走りっぽくて女の子が「イヤ〜ん海〜☆」みたいな感じでかわいい。水野久美が無駄にメイクが濃すぎるゆえ普通のヒロインに見えない。サンダガイラの声が哺乳類っぽくない、などなど色々ツッコミながらも観れるしミニチュアは良く出来てたり見所はある
またも予定を変更して追悼レビューを。

初代ゴジラのスーツアクターをつとめ、スタントマンの伝説的な存在だった中島春雄さん。

「ゴジラ」は既にレビューを書いているので、今回はゴジラ役以外での代表作である「フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ」について、ちょこっと書こうかなと。

中島さんの凄い点は、怪獣役でもそれぞれ演じ方を分けていることだと思う。

重厚感のある動きのゴジラに対して、本作で演じた怪物ガイラは動きが俊敏。
とにかく巨大な生物が走って襲いかかる(しかも人間をムシャムシャ喰う)というのは、ゴジラとは別の種類の怖さがあった。

メーサー殺獣光線車の総攻撃から必死で逃げ回るシーンも圧巻だった。傷ついて高圧電流の流れる川に転落した瞬間、感電した衝撃で宙を舞う姿なんて、本当に印象的だった。

さて、肝心のストーリーは、前作「フランケンシュタイン対地底怪獣」と繋がっているようで繋がっていなかったり、ラストが唐突な展開だったりと、???と思うところはあるのも確か。

そこはヴィジュアルやテンポの良さで補っちゃうのは、スタッフたちの努力の賜物だと思う。

ちなみに1989年の伊豆沖海底噴火のニュースの際、みうらじゅん氏と町山智浩氏がまず頭に浮かんだのが、この映画のラストシーンだったそうな(苦笑)
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