ゆうひ

マトリックスのゆうひのネタバレレビュー・内容・結末

マトリックス(1999年製作の映画)
1.5

このレビューはネタバレを含みます

最初はめっちゃ面白くなりそうってワクワクしたんだけど……悪い感想ばかりなのでファンの人は閉じてほしいです。シリーズ全部見たら感想変わるかな?

★アクション
設定上おかしなことではないと思うけど
組み手の練習みたいな、映画にしちゃザコいパンチで全力で吹っ飛んでいくのがぜーんぜん面白くなかった。
インパクトの瞬間が弱くて、当たってるようにすら見えなかったりして、ぜーんぜんわくわくスカッとしなかった。
大技きた!!!と思ったらスローになったりして、ひたすらテンションアップを阻害された。
でもそういうので賞を取ってるんだよね。

★世界観
フィクションということは踏まえて楽しむつもりで見たけど、あまりに納得できなかった。

一番わからなかったのはエージェントが変身できる理屈の説明。

「コンピューターに直結し、ソフトウェアの間を自由に移動できる」……だから変身できる??直結ってのがわからないけど、トロイの木馬みたいなこと?

あと言葉尻なのかもしれないけど、言葉の通り受け取るなら、この嘘の人類たちは一人一人、モジュールではなくソフトウェアってこと?どういうことだろう、タスクが何十億と開いてるってことかな、不安……さすが未来のハードは性能がすごい。けどAIがする設計ごときは、昭和・平成の人類に及ばないってことかな……。

あと、自由と言っても、建物内の探索は三手に分かれての徒歩移動だったような。そこは昔からあるアルゴリズムで根気強く見て回るしかないってことかな?技術バランスがわからん。キアヌも、最終形態なってからでも移動はダッシュだった。最後の最後でやっと飛んでたから、座標移動はすごい負荷かかるってことかな……描画はあんなに神速なのに!

なんといってもセキュリティの脆弱性が無視できない。暗号化してても生身の人間が目視のみでリアタイ解読できるし、外部からの侵入に全然対応できない。

そしてザイオンのパスをマトリックス内部に持ち込んでるにも関わらずクラックしきれないw持ち込む方も持ち込む方だし……。あまりにも粗が目立って、基本の出来てないエンジニア同士の争いに思えてきて興醒めだった。

他にもいくつか思った気がするけど忘れた。娯楽だし気軽でいいのはわかってるけど、のめり込もうにも、エキスパート的なポジションで会話してるのに「???」って感じだと、どんどんシラケてしまう……。

★キャラクター
思ってたよりスターウォーズ的な感じで、強くなるためにはハートが大事で、かつ人間模様がベタだった。裏切り者が出た辺りは本当にベタだった。パワーアップ条件が愛と覚悟みたいな感じで、面白くなかった。

俳優たちはよかったと思う
ゆうひ

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