革命的SFですなあやっぱり。主演3人もスミスも最高にイカしてる。
…という感想を書いたのが2017年。
なーにが「革命的ですなぁ♪」だ。知ったような口で適当ぬかしおって。
これは「衝撃」であり「真実」だよ。
ということで自分の初見から2年&公開から20年経った2019年、ドルビーシネマによるリバイバル上映を鑑賞。
まさに俺はここで「赤いピル」を呑んだんだ。
あの、生涯ベストこれにして良いっすか?大マジで。ヤバイ。
まず20年前の映像とは思えないほどの画質のクリアさに驚愕。これマジで想像以上。
そのスクリーンに映し出される、どこを切り取っても「ハイライト」になる演者のルックやアクションよ。
ワーナーのロゴからエンドロールまで。全てが「クール」で心を離さない。
グラサンってほんとかっけーな。なんでお前らつけないの?俺はつけるよ。マトリックス観たから。
とにかく20年前の映像に今でも
「かっけぇ!!!!」
と俺の中のキッズが騒ぎ出して収まらない。
画質に驚きすぎて音に触れてなかったけど、やっぱり「迫力」を演出するのは最終的に「音」だなと。銃声、パンチ音、ガラスの割れる音。どんどんと没入させる。
「使命と意志」だの、「人間の存在意義」だの、メッセージ性も改めて心に響く。思えばそんなに古さを感じない問答だよなあ。
ワンハリ観てたお陰でキアヌのスタントしてたチャド・スタエルスキに気付けた。「ジョン・ウィック:パラベラム」まで全てが繋がってる。劇場までの廊下にキアヌとチャドのサインがあったことにも感慨。
「クラシックを現在の劇場の基準にかけ直して、当時の感動を呼び戻すことが出来る」というのは本当に素晴らしいことだと感じた。
でも一方で、この「衝撃」をリアルタイムで体感できた当時のボンクラたちが羨ましすぎる。
だから映画はなるべく新作を、劇場で観る。改めてその意義を反芻。
廃れることない常世全ての「カッコいい」を揃えた大クラシックであり、大事件。
さぁ赤いピルをとれ、真実を目撃せよ。