夏の軽井沢、亡くなった母(祖母)の家に避暑に来た父子のお話。
話は淡々と祖母の家、或いはその周辺にしか広がらないクローズの空間。でもおばあちゃんの家の近くって、あんな感じであまり周辺の事を知らないものですよね。
おばあちゃんの家にある古い荷物、古い台所、所々出てくるカマドウマ...あー、なんかあるある、と思ってしまいました。
父子はそれぞれに何かを抱えていて、ちょっと前進するのか、後退したのか、なんとも言えない映画です。
ただ、あの赤と緑(青)のジャージではしゃぐ二人は、「似てないと思ったけど、やっぱり親子」(近所の人)なんだな。