あゆぞう

歓待のあゆぞうのネタバレレビュー・内容・結末

歓待(2010年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

荒削りでアレンジがひどく拙いインディーズバンドの一曲が頭にこびりついて離れない。その年のチャートを登りつめた曲より愛おしく感じる。そんなことを思った。
演技と素の境界が漠とした役者、おそらく計算されたわけではない奇妙な間、お定まりの安っぽい照明、床にたっぷりと乗っかって畳みジワそのままのカーテンが物語る美術のリテラシー。
まるで安手のテレビドラマのようだけれど充分に映画。
正体のわからないインクの香りがする映画。

錦糸町、法事、印刷屋、迷いインコ、掲示板、出戻り、歯磨き、金属張りの流し、回覧板、恩人の息子、町内会、スーパー、ライブハウス、年金の封筒、喘ぎ、姦通、朝帰り、ガイジンたち、トイレの列、誕生日、ダンス、新しいインコ
あゆぞう

あゆぞう