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宇宙へのフロンティアのROYのレビュー・感想・評価

宇宙へのフロンティア(1988年製作の映画)
4.5
その時、宇宙飛行士は何を見、何を感じたのか。

Brian Enoによるサウンドトラック。『Apollo』だけでなく、『Music For Films III』からも数曲使われていた。

アポロ月面着陸20周年記念特別企画

全てリアル

■ABOUT
1968年から1972年までの4年間、9回にわたって月への有人飛行を行ったアポロ計画のドキュメンタリー。何万フィートもある映像を、発射から月面着陸までの作品に再構成するとともに、24人の宇宙飛行士たちのインタビューを挿入した。

■NOTES
クリストファー・ノーランがオールタイムベストに挙げている作品の一つ。

「FOR ALL MANKIND」とは、“全人類を代表して”という意味で、アポロ計画には何度も出てくる言葉。最初に月面着陸したアポロ11号の着陸船の脚部(月面に残されている)には、“Here men from the planet earth first set foot upon the Moon July 1969 AD. We came in peace for all mankind(西暦1969年7月、我等惑星地球より来たれり。全人類の平和を希求してここに来れり)”という銘盤が設置されている。

■THOUGHTS
乗組員の一人が管制室の人に「何かニュースはないか?」と聞くシーン。宇宙でビートルズの解散を知る。

Frank Sinatraの「Fly Me to the Moon」聴けた。Buck Owensの「Act Naturally」も流してたんだ。

『2001年宇宙の旅』(68)の影響力すごいな。「ツァラトゥストラはかく語りき」が流れたし。

ロケット発射の時に、見える一文字ずつ映るU→S→Aがカッコよかった。

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◯『インターステラー』で「ミラーの惑星」でのシーンがある。「アレは山じゃない。波だ」のシーン。そこの惑星での1時間は地球の7年間にあたる。宇宙船内に戻ったら歳をとったロミリーがいた。23年4ヶ月と8日経ったという。
◯今年の4月に亡くなった宇宙飛行士のマイケル・コリンズさん。彼はアームストロングとオルドリンが人類初の月面着陸に成功した時、司令船に1人で28時間待機し、2人の支援にあたった。司令船は直径4メートル足らずの円錐形で、彼は月を周回しながら2人の戻りを待った。

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リチャード=ゴードン「月面に降りれなくて残念だった。彼ら(アームストロング&オルドリン)と一緒に行きたかった。」

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ピート・コンラッド「操縦してみるかい?」
アラン・ビーン「管制室の人たちに怒られないか?」
ピート・コンラッド「心配することない。月の裏側にいるんだ。バレやしないよ」

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