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ジャコ萬と鉄のshimiyo1024のレビュー・感想・評価

ジャコ萬と鉄(1964年製作の映画)
4.1
旅先の大阪・新世界東映を初訪問し、『関東テキヤ一家 天王寺の決斗』と二本立て、そしてその2本とも素晴らしく、人生に記憶すべき映画体験のひとつとなって良かった
まず、記憶にない、小さい頃に親に連れられて、はあったかもしれないが、高校生以降の自主的に映画に足を運ぶようになってからの、旧態依然とした映画館経験といえば、新宿ミラノ、新橋文化劇場ぐらいだろうか
そして、新世界東映といったらすごかった、映写サイズ雑でスクリーンの白い部分から大きくはみ出てるし、映写室からのノイズや明かり漏れ漏れだし、緑のでかい非常口サイン付けっぱなしだし、朝イチで行ったのだが、どうやら一本ごとに休憩挟むのでなく、1本目終わったらシームレスに2本目始まるという!で、1セットごとの休憩というスタイルのようだった
あと同フロアの成人映画、ゲイ映画スクリーンの方まで館内散歩したが、兄ちゃんの方のスクリーン近くにもトイレあるで、と警告してくれたりと…

本作について
黒澤版未見、そして深作はそんな観てない&好きじゃない傾向であるが、健さんの主戦場たる任侠もの以外のジャンルというのもありつつ、今作は疎い東映全体でもめちゃ良い!(後に観た『天王寺決斗』も同様にめちゃ良かった)

この物語類型好きすぎる

キャスト全部良し!特に大坂志郎すこ
大坂出身役の江原、墓に通称・大坂ってあったの良かったなー
高千穂のこの種の欲望する女の造形も東映らしくなくて良い
南洋の土人ダンス
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