最近betcover!!というアーティストにどハマりして何にも手がつけられない梶岡です。
本当に何にもやる気が出ない。
そこに山があったから?
そこを通るのやめてみました。
他に道がないからって、山を行く理由にはならないはずです。
ねえそうでしょう?
僕はそんなに高いなら登らないよ。
一生だってその深緑色を見てられる気がするんです。
効率がありふれるなら、こうやって社会に油や喧嘩を売って時間を無駄にすることだって、贅沢には違いないのです。
それでも映画だけは観てしまうのは、映画という悪魔の力か…はたまた僕のスケジュール管理能力の杜撰さか…
『異星人』という曲と、『回転•天使』って曲が特にお気に入り…
スターウォーズの元ネタになったという今作。たしかにそう言われればたしかに。
ジョージ•ルーカスですら敬愛していた黒澤明はやっぱり偉大なんだなぁ…
でも、死んだ人が残した映画を観てるって不思議です。最近思うんです。
それってまるで自分以外の人間が実在することの証拠みたいで。
全員が演技してるこの世界で、このつまらないスクリーンの前に、隣に座ってくれる物好きで変態の観客が自分以外にもいるのかもねって。
残す人と、残される人と。
2人で肉感のない手を繋いで、映画館まで電車でゆらゆら、怨念みたいにふらふらと。
気力ひとつでそういうことが出来る今の世の中ってなんだか思っていたよりもずっと素敵かもしれません。
お残しは許しまへんで!って忍たま乱太郎のおばちゃんが言ってました。
でも、残さなきゃ。中華料理のマナーみたいに。
残らないならそれまでって言うのなら、お残し万歳なのかもねって。
じゃあ、もしかしたらあの山も残されたものなんでしょうか?
それなら、辿ってみるのも悪くないのかな…
良かったらbetcover!!聴いてみてください。笑
ニヒルで詩的な世界感と耽美主義的なピアノのマイナーコード、プログレッシブなファズギターのソロの塩梅が絶妙です。
MVも台湾映画みたいで素敵。
betcover!!『回転•天使』(2021)
https://youtu.be/9kSYrcuhhZA