隠し砦の三悪人の作品情報・感想・評価・動画配信

「隠し砦の三悪人」に投稿された感想・評価

kinishiki

kinishikiの感想・評価

4.3
分かりやすくてとにかく楽しい王道エンターテイメント。状況説明とか今何を目的に動いているのか、とかすごく丁寧。んでもって説明的ではないのがすごい。
キャラクターの配置とかバランスとかも完璧。

あとは撮影がめちゃめちゃかっこいいんだよね。。特に序盤の群衆シーンは圧巻。

ラストシーンは確かにそのまま『新たなる希望』だけど、このハッピーエンド感たまらない。。
男勝りでマイペースな雪姫めっちゃかわいい、それでいて死を覚悟してなお凛々しい姿は本当に魅力的

そんでもってWヒロイン又七アンド太平も最高に可愛い

又、六郎太と兵衛の徐々に熱を帯びていく一騎打ちは一時も目を離せず、なるほどオビワン役の打診が来るわけだ 、SWの原点を強く感じる

起承転結のテンポが良く、道中の出来事が後々に生きる展開はまるで落語のよう、シリアスとユーモアのバランスもちょうど良く、"姫は楽しかった"の一言に涙した

清々しいラストまでまさしくエンタメのお手本のような作品、2020年に初めて観ても面白かった
三船の登場シーン超かっこいい………暗闇から浮かび上がる三船のシルエットが最高すぎる。

狂言回しの立ち位置である又七と太平と、それを引っ張る六郎太、そして紅一点の姫というパーティー編成が良い。ドラクエ感がある。

特に雪姫さまのハッと息を飲むほどの美しさに反する、お世辞にも上手とは言えないセリフ読みあげ感。結構すき。笑

全体的にコミカルな作りも楽しめた。
本当は唖じゃないお姫様相手にパントマイムするシーンなんか現代の感性で観てもほんと面白くて、時代に左右されない笑いのセンスが感じられて良かった〜
初期のあの人間の嫌なところもいいところも煮詰めたような映画もあれば、こういう娯楽映画もほんとに面白く作れるのはすごいなと思う。

ドラクエどころか全てのRPGとかアドベンチャーものの基になってんじゃないのと思うくらい王道。観ていて気持ちはいい。

でも、少し寂しくもある。ドロドロとした人間の感情みたいなのが薄まってしまっている気がして。

初期の作品は、どれも基本的に登場人物ひいては監督である黒澤明さん本人に感情移入ができたし、黒澤さんがどんなものに愛があるのかどんなものに恐怖しているのかが私みたいな馬鹿にでもなんとなくわかるような作品が多かったと思う。
この作品も、蜘蛛巣城もそういうところは見当たらない。だからちょっと寂しい。
わが青春に悔いなしや白痴を観た時のような、叫び出したくなるほどの感情移入ができないことへの寂しさ。あの作品たちを観た時には、七人の侍の菊千代みたいに「コイツは俺だ!!!!」と叫び出したくなるくらいのナマの人間の感情があったと思う。そう考えると、あの時はこんな映画の見方でいいのかと迷っていたけど、感情移入をしすぎるほどの映画に出会えたことはそれほど幸せなことないのかもしれない。それでこそ私の魂は救われるのだから。

まあ、それはさておき。

三船が両手で刀を持ちながら馬で駆けていくシーンはどうやって撮影したんだろう!?と思った。
手綱も持たないでどうやって??何もなしで三船の体幹が凄かっただけ???そしたら化け物じゃん…………しかも槍vs刀って………リーチが違いすぎる!!!!あそこのシーン超カッコよくて巻き戻して観ちゃった♬︎

とか思ってたら藤田進さん出てきてまたテンション上がるっていう。
藤田進さんに勝ったあとの三船のニカッ!!っていう笑顔が最っ高にかっこよかった。惚れた。

またドラクエの話しちゃうけど、戦闘時にかかる音楽もドラクエの戦闘BGMっぽさがあるんだよなあ。作曲家さんとかは、こういう映画音楽からも参考にしてたりするのかな?

蜘蛛巣城のときも鼓の音が聞こえたけど、こっちも鼓とか和太鼓系の音があってそれがオーケストラみたいな音楽と一緒に流れるのがなんか不思議だった。

ラスト、喧嘩ばっかりだった2人の笑顔が気持ちいい。

面白かったけど、もう少しお腹にずっしり来て欲しい。来たら来たで、胃もたれしそうだけど。
K

Kの感想・評価

3.2
これだけ昔の映画で、この面白さはきっと凄いことだと思う。

台詞が聞き取りづらかったので、もしも次観るなら字幕で見たい。
冒頭のものすごい人数の暴動で度肝を抜かれるがこの場面は特に本編とは関係ない!!(えーー)
チャーミングな武人とキリッとした姫とケンカばかりのよく深い百姓二人の軍用金を抱えたロードムービーだ。
る

るの感想・評価

3.3
黒澤明の作品を初めて観た。
監督のすごさとか詳しくないので深くは語れないけど、現代版と比較すると良さが分かる気がする。
Fisherman

Fishermanの感想・評価

4.0
どっちかというと百姓二人が主役でストーリーが進む。何度でも嘘をつき、なんとか利を得ようとする、懲りない二人。これが後のC3-POとR2-D2のモデルになるなんてわからないもんだな。
隠し砦を拠点とした悪を懲らしめる三人の内容かと思ったら内容は全く違ってた。
姫の言う「人の世の美しさ、醜さ」を逃亡劇の中で描いているのか?百姓二人は確かに人の欲という醜さを十分出してるが。
黒沢映画に三船あり。
1931ke

1931keの感想・評価

4.1
ずっとおもしろいシーンだった
大量の人間が出てくると迫力あってすごかった
両手はなして馬に乗れるのめちゃくちゃかっこいい
nekosuki

nekosukiの感想・評価

3.8
WOWOWで録画観賞。
以前にBSプレミアムで観たときより心なしか画質が良い気がする。

冒頭の岩場のシーンは採石場の跡地なのか?"よくぞ見つけてきたな"、と思う。

この映画からスター・ウォーズの構想が浮かぶ"ジョージ・ルーカス”の想像力が凄い!
時代劇からSFに結び付ける人はそうそういないだろう。

敗軍の将が姫とお家再興の隠し金200貫を携えて敵陣を突破するサバイバルストーリー。
途中行く手を阻む敵との大立回りが見所だ。
馬上の一騎討ちあり、槍で闘う場面ありで飽きさせない。

"三船敏郎”は馬術も殺陣も上手い!
それに、あの眼力、野性味溢れる表情が素敵すぎる。

序盤は主要キャストは少ないもののストーリーが動き出してからの中盤、宿場のシーンなど大量のエキストラを配して迫力のある画面を作り出している。

豊作の祭りの踊りの輪に紛れて逃げるところは中々のアイデアだと思ったし
金目当てに同行する"千秋実”と"藤原鎌足”演じる強欲な百姓がコミカルな笑いを誘う。

時代を越えて楽しめる痛快時代劇だと言えるだろう。
efn

efnの感想・評価

4.2
 砦の俯角からの放射構図と斜面横の対角線がいい。三船と藤田の新旧黒澤俳優の同窓会みたいな面もあって、ファンとしてもちょっと嬉しかった。(二人の演舞が兵隊の囲み構図なのもいい)
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