隠し砦の三悪人の作品情報・感想・評価

「隠し砦の三悪人」に投稿された感想・評価

momoko

momokoの感想・評価

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凄いなぁ。黒澤明たぶんこれが初めてだけどなんで今まで観てこなかったんだろーってなる、日本の宝。70年も前にこんなにもアートで細かくてそしてコメディ要素もある。
あの百姓の二人組がなんともドジで可愛い!喧嘩しては仲直りそして三船敏郎率いる国渡りの途中ずっと足を引っ張り続ける愛着の湧く役どころ。魅入ってしまう。黒澤明はロシア映画からも影響を受けてジョージルーカスもまた彼に影響を受け、なんか世界が繋がる〜って思った。作品がありすぎて何から観たらいいのかわからないけど次は七人の侍かなぁ。
とてもスケールの大きな映画だった。

又七と太平の百姓2人は欲深く、すぐに裏切ってどこかにいくが、ピンチになってまた助けを求めて帰ってくる。

現代風に置き換えて考えると、
こんないい加減なメンバーを連れて、大事な仕事に取り組まなくてはいけないとは、六郎太のリーダー?としての苦労が偲ばれる…。

泥臭い登場人物ばかりなので、姫の白い凛々しさが劇中では際立っていて、登場シーンでは自然とその姿を追ってしまう。
yaaa

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4.0
黒澤明 DVDコレクション が観られるご時世にクライテリオンで「隠し砦の三悪人」を観る。
高画質がどうのこうのはデフォルトなんで驚かないが、改めて観ると「活劇」のおもしろさに驚く。
映像的にも時代劇のよくある風景なんか無く、一から作り出す強烈な風景にも驚く。
御殿場の霧まで操ってて驚く。
三船さんのショーパンは驚くよりも新鮮。

現在からみると物語の滑り出しがトロいが、のちに繰り出される危機、また危機の怒涛の回避に振り落とされない為の入念な準備と思えば苦にならない。
雪姫と言えば「太もも」だが、そのむっちりしたエロい体を創る為に衣装の下に綿を詰めてたなんて驚く。
マルサの女2で主人公にダラ~ンとした乳を特殊メイクで施してたが、遥かその前にアナログな手法でやってたなんて。
娯楽の教科書的な作品なんで明るく楽しい健全な印象があるが、それは勝手な印象で汚い顔・血みどろ顔、ふんどしのケツから始まって劇中に娘が登場するたびに飢えた男の「ヤる、ヤらない」の会話が必ず出る下衆仕様なのも娯楽として嘘がなくて好き。

クライテリオン名物特典映像はジョージ・ルーカスがSWとクロサワについてしゃべってるが案の定、字幕無し御免状態。残念!
Kensei

Kenseiの感想・評価

3.5
黒沢映画を初めてみた。映画の構造は現代の洋画に良くあるようなアクションアドベンチャーで、映像や音声の質を変えられたとすれば現代でも十分成立する内容だと思った。こういう作品が踏襲されて現代の作品が作られたと思うが、現代の人は先に踏襲された方を見てしまうので今隠し砦の三悪人を観ても当時ほどの感動は受けられないのだと思う。それでも、何か凄いなと思うのは、三船敏郎がみせる迫力。現代の理想的な男性像からは大きくかけ離れているが、男としてはやはりカッコ良いと思ってしまう。百姓2人が本当にみすぼらしくて弱そうに見える為、いがみ合いながらこれほどにお金に頓着して何でも乗り越えてしまうことに無理がなく、2人に強い愛着が湧く。雪姫の男みたいな顔と、綺麗な体、棒読みみたいな喋り方が混ざり異様な雰囲気で、強く印象に残った。
リメイク作で百姓の立場を松本潤に置き換えた人の気が知れない。この映画リスペクトされてるとは思えない。
国領町

国領町の感想・評価

5.0
戦国の世、敗軍の将が美女と黄金を擁して敵中を突破するという娯楽時代劇。
『七人の侍』よりおもしろいけど
Jeffrey

Jeffreyの感想・評価

4.0
「隠し砦の三悪人」
何度も観た黒澤の傑作の一つ。本作を一言で表すなら冒険娯楽作…ワイド画面を活かした迫力ある映像は間違い無く当時の観客を興奮させた。CG時代に変わった今観ても全く劣らず疾走する馬、火祭りのシーンは最高かつ緊張感溢れる画期的な名場面だ。本作一つ観ても黒澤の凄さが分かる
さすが世界のクロサワ

半世紀前の作品なのに、色褪せぬクオリティですね。軍用金を隠した薪を運んで、敵地を横断という単純明快な内容ですが、次々と訪れるハプニングにハラハラしっぱなし!!特に三船敏郎の馬に跨りながら、敵を追跡するシーンは迫力満点です。
「さよなら日劇ラストショウ」にて再見。朽ちるわけがない痛快時代活劇。構造はもちろんだけど、音楽がスターウォーズそっくりで、傑作であると同時に偉大な元ネタでもあるんだなと改めて感じた。
ゆきよ

ゆきよの感想・評価

5.0
姫、かっっっこいい〜!彼女が喋ると空気が変わる…。踊るし歌うしラッパーだった。「私も16、○○も16、〜」と「情けをどう使うかは器量次第」みたいなパンチラインも最高よ。
プリンセスっていうのはプリンセスだから沢山の人に守られるのだよな、現代の、男に囲まれた女を姫って呼ぶ風潮は紛れもなく揶揄だわな…。宿屋に身売りされてた女の子が立て看板を見た時に不穏な空気を感じた私がバカだったわ…。

黒澤明作品、初めてだったけど面白かった!ユーモアもありありなのだな、勝手にシリアス一辺倒のイメージ持ってたや。あと白黒映画を楽しめるのかという危惧も全然心配なかった。黒澤明というビッグネームと作品タイトルの重さに圧倒されずに他の黒澤作品も観進めていきたい。
日劇ラストショーにて。
60年前の映画とは思えない。切り立つ崖に、山を望むパノラマ。火祭りのシーンや騎馬戦など大スクリーンとの相性が良く見応え有りな作品。すごいもんだよなぁ
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