先日『七人の侍』を初めて観てめちゃくちゃ面白くて。
メインキャラそれぞれちゃんと描かれるし、
最初は嫌なモブでしかなかった下足が実は…って感じで話を動かしていくのも感動!
守られるだけの弱い農民たちかと思ったら、農民の方もなかなか怖い。。。
「勝ったのは農民たちだ。我々ではない…」のセリフは知っていたけど、まさか意味が違っていたとは。。
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さて、『隠し砦の三悪人』の話。
観客を飽きさせずずっと楽しませ続けようという意志が気持ちいい映画ですね。
アイデアが豊富。
こんなにも名作だったとは(今さら…)。
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冒頭の城のエキストラの量よ。。
500人くらいで一気に階段を駆け降りるシーン。
絶対誰か10人くらい骨折してるでしょうよ。。
怖いんよ、この頃の映画のエキストラに人権なさすぎて。
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関所を通り抜けるときのサスペンス性ってのは、
『忠臣蔵』の立花左近パートから大きな見せ場のひとつだったんでしょうね。
海外の昔話でもそんなに〝関所〟的なものは出てこないよね。
「通行手形みせろ!」みたいのは中世ヨーロッパとかアメリカ史でもあんま観たことないような。。
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まぁやっぱ一番盛り上がるのは、田所兵衛(藤田進)だわな。
まず藤田進自体が死ぬほどカッコいいし、三船敏郎との槍での一騎打ちからの色々あっての
「裏切り御免!」と来たもんだ!
痛快っ!
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イマイチなのは姫のアンドロイド感。
女優さんがほぼ素人だったってことですが、メイクもねぇ。。
取り外してブーメランとしても使えそうなあの眉毛は。。