リンゴォロードアゲイン

隠し砦の三悪人のリンゴォロードアゲインのレビュー・感想・評価

隠し砦の三悪人(1958年製作の映画)
4.4
やはり黒澤最強‼️

面白すぎる。

敗国の侍大将六郎太(三船敏郎)と雪姫(上原美佐)がぽんこつ百姓太平(千秋実)、又七(藤原釜七)と共に、金の延べ棒を運ぶ為に敵のど真ん中を突破するという爽快活劇。

主要人物(強欲まみれ太平/又七のキャラ)や練りこまれたストーリー、多分岩山ひとつダイナマイトで吹っ飛ばしなって感じるセット、馬上でのアクションなどなど褒めるべき点は沢山ある。

その中でも自分が今回一番驚愕したのが火祭りのシーン。

「ラ・ラ・ランド」の冒頭シーンも凄いけど俺は「隠し砦」の村人達の踊りの方が好き。

撮り方が視覚的に平面でなく立体的で躍動感に溢れている。

村人達は楽しさを「伝える」というより楽しさが「伝わる」もしくは「踊っている」というよりは「生きている」という表現が正しいのかもしれない。

黒澤作品はどの作品も本当驚かされる。

だから俺は観るのを辞められない。

ドイツ産ソーセージ盛り合わせ&ビールと近くのスーパーで買ったケチャップ&マスタード。