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メリダとおそろしの森のchumanのネタバレレビュー・内容・結末

メリダとおそろしの森(2012年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

母親と娘の問題を自分と重ねてしまってつらかった。
映画の中の問題が、母娘の関係が改善することによって解決されるのが、なんか……ちょっと……2021年的ではないなと思いました。

冒頭の音楽に始まる世界観と女性の抑圧への抵抗を予感させるキャラクター描写にワクワクしただけに、母と娘の関係に収束したのが残念だった。

つらかったポイントを連ねるのも申し訳ないが、お城育ちの母親を、自然での生き方が知らないとするのがちょっとつらかった。
母親は母親で、男だけが城に集まるような男社会で女だてらに理論と理性で(そしてたぶん倫理)これまで政治をやってきたのだし、そこで馴染めないメリダと鏡の状態のはずなのに、笑ったり母親のこれまでの文化を否定するのはあんまり良くないことだと思う。
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