このレビューはネタバレを含みます
自身の物語と考えるととても美しいが、名作と言われているだけに少し後味が悪いように思う。
悪の上に成り立つ平和や幸福なんて無いのだから、レッドを取り囲む周りの仲間が全員冤罪で収容されていると思ってました。
アンディも冤罪で収容されていたものの、最終的には本当に犯罪者になってしまい、現実的には仕方ない展開なのかもしれないが少し複雑な気持ちになりました。
ただバイブルにする人がいるのもすごく理解できます。
アンディがショーシャンクの刑務所全域にクラッシック音楽を流す一連のシーンがとても印象に残ってます。
劣悪な環境なのに何故音楽を聴くのかという問いに対する返答が好き。
あと、この映画のテーマでもある"自由"を表す同シーンでのレッドのセリフも。
『その短い間、ショーシャンクの全員が自由を感じていた。』