このレビューはネタバレを含みます
もう何回も観ている。名作として語られ尽くしてるから「好きな映画なに?」って訊かれたときに「ショーシャンク」って答えるのは世評に迎合しているようで少し躊躇われるけど、やっぱ良い映画だと思うし好きな映画。
”犯罪者=何をされても仕方ない悪人”みたいな単純化が好きじゃないので、この作品の中にある更生の考えや刑務所の温度感と、その先にある自由や希望の捉え方が心地良い。
見返してみると、しっかりキャラ立ちした人物が多い。
ハドリー主任刑務官の、公権と暴力が交わった大きく歪なパワーを感じさせるニヤッとした表情が良い。
アメリカの量刑あるあるだけど「ふたつの終身刑」って。カンストの概念が無いのディスガイアみたいだ。