とらのすけ

ショーシャンクの空にのとらのすけのネタバレレビュー・内容・結末

ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)
4.8

このレビューはネタバレを含みます

本当に素敵な映画だった。なんてったってディフレーンが素敵すぎる。腐った所長とハドレー主任が牛耳る最悪な環境でも、知恵を使い、勇気を出し、人の心(自由や希望)を忘れず、行動を起こし続ける姿に感動した。それだけでなく、仲間へビールをやったり、トミーに勉強を教えたり、図書館を大きくするために奮闘したり、暇つぶしみたいなこと言ってるけど、ディフレーンは周りに希望を持つことや自由の素晴らしさを伝えようとしてたんだと思う。20年かけて壁に穴をあけ、下水管の中を460m這って、外に出たディフレーンの姿は目に焼き付く。セリフはモーガンフリーマン演じるレッドの方がよっぽど多いのに、存在感のほとんどはディフレーンが占めている。塀の中では希望は危険だと言うレッドも、ディフレーンと共に変わっていった。一回見ただけだと、ディフレーンの人柄に集中してしまって、レッドとの友情や変化までちゃんと感じれなかったから、次見るときはそこに注目したい。どんなにひどい状況でも、希望を持ち続けて諦めないこと、自由ってのは怖いことかもしれないけど、そこにはドキドキするような自分だけの道があるってこと、たくさん感じることがある映画だった。もう一回見たい。