誰が見てもスッキリするようなラスト。
圧倒的人気も理解できる。
今見るとわかりやすい伏線だらけではあるが、ワンシーンワンシーン仕掛けがあり、楽しめる。
刑務所の陰湿な雰囲気や、暴力等はそこまでやるかというレベルのものもあるが、そんな中でも、希望を捨てずに生きていくことがこの物語の主軸となっており、バランス感も良い。
大雨の中、約500メートルの下水管を進み切るほどの覚悟と抜けた先のカタルシスは物語全体のメタファーで、忘れ難い名シーンである。
何事も諦めず、希望を持ち、最後には友との絆を、理想を実現する。王道ながら、名作と言われる要素が詰まっている。