seapony3000

野獣の復活のseapony3000のレビュー・感想・評価

野獣の復活(1969年製作の映画)
4.0
血を吸うシリーズもそうだけど、この頃から館にこだわりをみせていたのか迪夫監督。別荘地みたいな山の中の一軒家は内装も調度品も好みすぎて、窓ガラスに銃弾が撃ち込まれた瞬間ほんと胸が痛んだ。室内破壊してしかも火つけて爆発…惨すぎる。玄関にあったデカい骨董の鐘欲しかった。あの家にまったく似つかわしくないカッコ良すぎの三橋達也と睦五朗さん。ふたりの関係も気になりすぎる。ハイでハイになったバカ弟黒沢年男にいきなり雀に米粒のハナシしはじめる睦さん、大阪のジュークボックスvs有線放送の抗争話しはじめるエン辰、話に引き込まれて全体のストーリーがよくわからない。そしてこの三田佳子の絶世の美。完璧な激マブ感。年男の彼女は三船の妻だったか!喜多川美佳さん。こないだ三船美佳と一緒に徹子の部屋出てたのですね。母娘で美佳って同じ名前なのすごいなあ…。イマケンサンの銃はワルサー、三橋達也のもワルサー型違い?田中浩さんから奪った飾りついたライフルも良い。地下で試し撃ち三橋達也、髪型含めてほんとカッコよかった。テレビに発砲してブラウン管が臓器みたいに剥き出しになるところと、ライフルの弾をナイフで斜めに切り取って中身が剥き出しになるところ、なんだかゾクゾクした…迪夫監督最高!と思ったシーン。フィルムは赤紫色に褪色してたので、あのインテリアみたさでニュープリントにカンパしたい。
seapony3000

seapony3000