ガンプ

銀河鉄道999のガンプのネタバレレビュー・内容・結末

銀河鉄道999(1979年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

“青春の幻影“と言ったメーテル。
“たった一人、私のお友達”と言っても散るクレア。

僕は、この映画のヒロインはメイテルではなく、やはりクレアしかいないと思います。
クレアは母親の理想の姿ではあるが、彼女自身は冥王星に眠る孤独な少女でしかない。だから、メーテルのように大人の女として哲郎のことを惹くことはできない。それ故に、不器用な彼女は一人の女としてではなく、最後に言ったように友達として散る。友達だからこそ、結晶として哲郎と共に生きることとなる。

時間城でのリューズの死に方というのは、とても人間的であると思う。
爆発、ハッキング、故障、銃殺なのではなく、錆による老衰のような死に方。そう言った死に方をせざるを得ない訳は、リューズが果てしなく人間に近いからであろう。この物語では、犠牲が切り札となり、中心である哲郎は進んでいく。その全ての契機は、機械ではなく人間的な何かみ誘因されている。母親の死・タイタンでの出会い・クレアとの別れ・メーテルとの乖離などだ。

惑星メーテルの破壊シーンもやはりかっこいい。
ハーロック戦の下からのカットが最高にかっこいい。
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