かな

悪魔の手毬唄のかなのネタバレレビュー・内容・結末

悪魔の手毬唄(1977年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

金田一さん 事件です!②

磯川警部の要請で鬼首村の温泉宿「亀の湯」を訪れた金田一。磯川の依頼は、かつて鬼首村で起こった殺人事件の再調査であったが…というお話。

寒村、手毬唄になぞらえた見立て殺人、ドロドロぐちゃぐちゃの人間関係とミステリの要素がふんだんに盛り込まれた作品。
でも、なんといっても最高だなと思うのがラストシーン。汽笛にかき消される「リカさんを愛してらしたんですね」という金田一の台詞に対して、磯川警部の返事のかわりに映される「そうじゃ」の駅名…切ないのに爽やかで好きです。
磯川警部は本当にイイ男だ。

事件自体はドロドロなのに、最後にちょっとした爽やかさを感じられるのも、市川崑監督の金田一シリーズの好きなところです。
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