キートン2作目。
キートン演じる機関士は南北戦争の徴兵を希望したが採用されず、ヒロインにそっぽを向かれてしまう。そんな中敵軍はキートンたちがいる南部進撃を狙っていた。ある時キートンが運行していた愛(汽)車将軍号が敵軍によって盗まれてしまう。列車に乗っていたヒロインは敵軍にさらわれてしまう。愛する汽車とヒロインを取り戻すため、彼は汽車を追いかける。
キートンの代表作だがこれも面白かった。戦争なので人も死ぬがそれすらも笑いに変えている。汽車に乗ってる時間がほとんどだったが汽車を止めるため、進めるため、邪魔するために多彩な笑いを仕掛け、間延びもしなかった。
鑑賞1作目探偵学入門と違かったのはヒロインに味があったこと。彼女との無意識夫婦漫才もだらけなかった一因だろう。
あえて戦争を喜劇にしたキートンだが何を伝えたかったのが見えなかったのがちっと残念。戦争を喜劇にして皮肉ったのだろうか?チャップリンの方が社会や戦争に訴える力が強くそこがキートンとの差なのかなと思う。