列車が走り出す、20分以降から文字通り加速度的に面白くなる。
列車に乗る=物語にライドする
「あっ、始まった」ってなる瞬間の高揚感よ。
あの主人公の執念がすごい。
そんな追う!?ってくらい追う。
迷い無く常に動き続ける主人公が気持ち良い。
次々にバリエーション豊かな災難が襲いかかるのも最高。
線路に置かれた材木(2本目)のギミックとしての気持ち良さよ。
人物や物の動きとタイミング、そして背景(列車と反対方向に走る大人数の騎馬隊など)に至るまで全てが見ていて気持ちが良い。
本人は極めて辛い状況であっても、のどかで優雅な曲が流れるだけでコメディになる。
信じられないほど身体を張ったドタバタ劇なのに、走ってるだけで泣けてくる。
後半は「そうくるか!」って驚きと共にどこまでも走ってくれと思った。