Mashirahe

エンジェル ウォーズのMashiraheのレビュー・感想・評価

エンジェル ウォーズ(2011年製作の映画)
3.0
まぁとにかく適当に女の子戦わせようぜっていうコンセプトと部分部分のビジュアルは爆発的に優れている
ストーリーはやたら暗く賛否分かれると思うけど自分の好きな題材で、それなりに楽しんでみることができた
じゃあ何がダメって戦闘パート
たぶんこの監督はマンガとかに強くて、静止画だと世界一かっこいい画を撮れるんだと思う
その代わりに動くとなんだか妙にアッサリしていて、あんまり気持ち良いシーンが無かったし、演出も見辛かった
戦いのバックグラウンドが完全に消失し、「ロボット」「ドラゴン」などのガワを被った意思のないキャベツを刈りまくる戦闘シーンはある種の極北に達していて、逆に有り難みがあった 売れ始めたバンドの迷走したMVを見ているような気分になる ビームとか撃つやつね
まぁ登場人物はクソみたいな環境にいて、逃避したり投影したりしているのだから、バックグラウンドはあってはいけないとか理屈はあるんだろうけど、それじゃつまんねーじゃん 監督はアクションを愛するがあまりアクションのためにアクションをつくってしまった気がする
アクションを純化させた先に残ったものを見たい人向け映画
最後になるけどギャーギャー煩いあの男大好きです 気持ちは痛いほどわかるで こう考えるとこの映画ストーリーは良い気がしてきた
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