Mashiraheさんの映画レビュー・感想・評価

Mashirahe

Mashirahe

グラディエーターII 英雄を呼ぶ声(2024年製作の映画)

3.7

バカ映画みたいな闘技場シーンとシリアスな政治劇の温度差で風邪引きそう
基本的にやっぱり大人数でのハッタリが効いているし作りがしっかりしていて見ていて嬉しかった
ただ海戦シーンの背景の船のCGIが割と微
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レッド・ワン(2024年製作の映画)

3.6

割と5000回見たようなヌルい映画なんだけど自分は根本的にクリスマスみたいなアメリカのプロパガンダが好きで洋画を見ているんだなと再確認できた
アクションは意外とロック様より格上が多かったりスモールライ
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がんばっていきまっしょい(2024年製作の映画)

3.4

愛媛にちょっとだけ縁があるので見た
なんかスポ根になりそうな筋を現代の熱血が共有できないって問題で描いたので結局焦点の持っていきかたが難しかった気がする
ただそこをうまく会話のテンポなんかで動かしてい
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スカーフェイス(1983年製作の映画)

4.1

とにかく浅い!浅すぎるぜトニー!
金、暴力、女!ペラペラなアメリカンドリームとファミリー愛を80年代臭ムンムンのナンバーに乗せてブッ飛ばすノンストップの170分だ!
狂乱の80年代マイアミを徹底して獣
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トラップ(2024年製作の映画)

3.7

映画の私物化が云々という話を耳にすることがある中、一貫して私物としての映画を作り続けるシャマラン
今回は娘のMVと映画を融合させるとんでもねえ発想で一本やり切ってしまった
これが中々練り込まれていてシ
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ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ(2024年製作の映画)

3.9

4倍になった予算はギャラと音楽に消えましたとさ
というわけでジョーカーとハーレイの脳内ショウ(IMAXサイズ)をダラダラ見せられるパートとじっくりジョーカーの後始末をするパートに分かれた楽しい映画でし
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破墓/パミョ(2022年製作の映画)

3.8

全編飽きることなくサービス精神たっぷりだった
どんどん過去を暴いていく構造が面白い
次回作もやってほしい クリスチャンもおるしイタリアとかでやろう

ヴェノム:ザ・ラストダンス(2024年製作の映画)

3.6

ミッドクレジットシーン見てからおしっこ行って戻れるぐらいエンドロール長いっす 行きゃよかった
というか本編でいきなり前作のポストクレジットブン投げから始まるからわざわざ居残らなくても良いかも
制作側の
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パピヨン(1973年製作の映画)

4.0

4年ぐらい前に見たけど書いてなかった
独房から解放される時の演出が今でも覚えてる
全体に自由を奪われることとそれ取り巻く人々の描写が上手なので良い映画だった
気がする

花嫁はどこへ?(2024年製作の映画)

3.9

すげえ練り込まれていることがわかる話運びの上手さに感心
花嫁を取り違えるというシチュエーションからコメディっぽいがインドの”あるある”な要素によって上手くヒューマンドラマにシフトして物語を作っている
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悪魔と夜ふかし(2023年製作の映画)

3.6

古き良きオカルトブームの空気を全力で出してるのがよかった
たぶんデジタル処理だけど手描き風のVFX(電気とか)やらSFX風?あるいは本物の場面があったりして徹底ぷりに感服
シナリオもいかにもな感じで過
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トップ・ハット(1935年製作の映画)

3.9

名曲名ダンスそして牧歌的なラブコメストーリー
最初のNo Stringsから圧巻の長回し ダンスで身を立てる本物のダンサーの時代 それを克明に映し娯楽に昇華する職人の時代が映っている
アーヴィングバー
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ウォーリアー(2011年製作の映画)

3.8

熱くて楽しいアメリカらしい家族と男の話
全体にエピソードの出し方がうまくて熱さを最後まで持っていける
やっぱり弟のが好きになっちゃう
一見歪な描写バランスがいいですね

リトル・ダンサー デジタルリマスター版(2000年製作の映画)

3.9

見たことないから見た
時代の描き方やキャラの描き方がよかった
いわゆるジャンル映画に収まらずちゃんとやってやるという矜持を感じるシーンが終盤に多くて印象に残る
あとは曲が好みだったらもっとよかったな

シビル・ウォー アメリカ最後の日(2024年製作の映画)

4.0

IMAXで見たけど音の演出が良く出来ていた
ただ音量が不快レベルでうるさいのでドルビーは無理だと思った
演出意図ドンピシャなんすけど俺にも限界がある
映像やスケールは正直小さめなのでドルビー向けだと思
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侍タイムスリッパー(2023年製作の映画)

3.4

全体的にやっぱり京都の雰囲気がちゃんと出ている上にセリフや演技で(少し大袈裟に)心地良さが強く演出されているのが良かった
ケーキ食うシーンとかポスター見るシーンの重みはなかなかで、それを軽妙なコメディ
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マルホランド・ドライブ 4Kレストア版(2001年製作の映画)

3.9

一回見たのに内容ほぼ忘れてた
終盤におしっこ行きたくなってから面白すぎてずーっと見てしまったので次にこの映画を見たらおしっこしたくなるだろうな
それはそうとまあ全体に魅力的な話でしたね 解決編面白いけ
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ビートルジュース ビートルジュース(2024年製作の映画)

3.6

あんまりキャストの接待って感じじゃなしにあの世界が丸ごと帰ってきた感じがあるのが美点ですね
実はまあ根本的に前作がそこまで好みではないのですが面白い世界だなあと思って見てました 人がポンポン死んで死後
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犯罪都市 PUNISHMENT(2024年製作の映画)

3.7

今回は結構アクションとかサスペンスのタメのテンポが自分に合ってて面白く感じました
いつもの内容と言ったらそれまでですけど、アメリカ映画だと安直に家族を出して話を広げるところをずーっと警察内のお仕事モノ
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機動警察パトレイバー THE MOVIE(1989年製作の映画)

3.8

正直OVAがあったの知らずに押井守の映画だから見た
だからかキャラ描写は主役?2人以外はあんまりよくわかんなかった 情けないな
大群の表現がエイリアン2に似ており、シルエットを使ったりなるべく少ない工
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アビゲイル(2024年製作の映画)

3.5

ジャンルを飛び越えて手を替え品を替え色々やってくれるのは良いが正直終盤にアメリカ映画に収束したのはちょっとしょんぼりした
血がありえないぐらい景気良くてそこは素晴らしい
こんだけ擦られても美しい白鳥の
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トランスフォーマー/ONE(2024年製作の映画)

3.9

基本的なカメラワークとかが見やすくて楽に見れるなと思ったらILMだった
ロボのディテールに特化した実写シリーズとは違って少しオモチャっぽい質感が作品のトーンに合っていて良かったと思う
逆に街やキモの変
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MEMORIES(1995年製作の映画)

3.8

頭はSF風味
めちゃくちゃに絵っつーか動きが上手い
なんか妙に説教っぽいというか教訓が入るから日本人っぽいかなとか思った
真ん中は性格が最悪なユーモアもの
過剰なギャグをとんでもないディテールでやるか
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ジガルタンダ・ダブルX(2023年製作の映画)

4.0

序盤は正直言って典型的なインドの大作映画にありがちな大袈裟で思わせぶりなだけの作品に思えた
なんかスローモーションが連発してワイヤーで人がぶっ飛んですぐ目をカッ開いて歌い出すやつだ
いやまあ半分(もう
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ランサム 非公式作戦(2023年製作の映画)

3.4

笑えるコンビの珍道中と男を見せる外交官って食い合わせが正直微妙だった気がする
夜通し追っかけるのとか笑えたけど
ガッツリ序盤に寝てしまったから話が分かってない節があるが、経済格差で誘拐が金になった時代
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熱烈(2023年製作の映画)

4.0

なんか楽しい映画ではあるんすけどセットアップが雑というか切り詰めすぎてあんまりリズムが良くないような気もしました
感情が前振り抜きにボカーンと出てくるあたりTikTokみたいかと思いきや唐突にクヨクヨ
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花様年華 4Kレストア版(2000年製作の映画)

3.9

画面がいっつも面白くて世界を切り取るってこういうやり方もあるんやなって思った
わかりやすく主人公たちの配偶者に顔がなかったり意図が満ちたカメラから見るとそれだけで緊張感が生まれる
とか思ってたらなんか
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男たちの挽歌 4Kリマスター版(1986年製作の映画)

4.0

いつ見てもセリフがめちゃくちゃだしマーク筆頭に演技がうるさいしみんな妙に近いけど映画館で見せられると冷静につっこむ訳にもいかず、なかなか真に迫るものがある気がした
ホーが免許持ってなかったりマークがず
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エイリアン:ロムルス(2024年製作の映画)

3.9

基本的に大満足
映画としての小道具とか芝居とかCGとかの品質が高く保たれており、見るだけで嬉しくなっちゃいますね
またアイデアの量も質も良好で種々様々のホラー演出が入ってきて飽きずに見られました
人物
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インサイド・ヘッド2(2024年製作の映画)

3.4

ティーンになり感情は倍、夜更かしもいっぱいと賑やかに動くようになったけど結局行き着く先は前作と似たような場所
普通に複数の感情を抱くようになった各キャラたち
これはまあ1からオトナはこんなもんっすよっ
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インサイド・ヘッド(2015年製作の映画)

4.0

視点の新しさにまずビビる
次にライリーというキャラの造形、周りの設定の普遍性と緻密さにビビる
最後にテーマの奥深さとそれを雄弁に語るキャラデザビビり散らかす
こんな変で面白い映画見たことないや
まあス
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きみの色(2024年製作の映画)

3.8

今まで見た中でいちばんほんものっぽいバンド映画だった
バンドやったことないけど
イベントの描き方とか省略の仕方が独特、まるでちょっと遠い思い出みたいな感じでノスタルジックな気分になった

サユリ(2024年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

これ予告編普通だったらもっともてはやされてもっと売れなかったんだろうな
なかなか難しいな
生の強さだけじゃなくて暴力性だとかそのへんをきっちり描いているのに好感だったな
今見ると最後にわかりやすいオチ
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ソウルの春(2023年製作の映画)

4.1

今年一面白かった
出来事もさることながらちゃんと意思がある映画のが頭に残って良いね
きっちりエンタメとしての演出が上手くて最後の方まで結末に思い至りませんでした 馬鹿ですみません

フォールガイ(2024年製作の映画)

3.8

話はすげえシンプルだが演出がすべてにおいて過剰で、出来事の重要性がわかりづらい
過剰なアクションシーンから伝わるのはこよなきアクションへの愛
恋愛を中心に据えたストーリーは志村うしろレベルのシンプルさ
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あのコはだぁれ?(2024年製作の映画)

3.6

なんか宣伝されてないけど『ミンナのウタ』の続きです
一応見なくても結構楽しめる作品になっています
ただ前作のキモとなる部分が今回もバリバリ出てくるので見た方がいいです
ホラーが先鋭化しすぎてギャグとの
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