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修道女のmikuのレビュー・感想・評価

修道女(1966年製作の映画)
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望んでもいないのに修道院に追いやられ、一つめの院では苛酷な虐待に遭い、のちに移った院では同性愛の渦に押し込められる。神などいない、とでも言いたげな無神論的な批判を込めて嘲笑っているかのよう。段々とシュザンヌの心の内がわからなくなってくる。彼女はどうしたかったの?世の中に這い出てもお金がなくては生きてはいけない。仕事をしても居場所がない。畳み掛ける絶望の展開、そして。どこまでぼろぼろになっても美しいアンナ・カリーナ。
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