名俳優の演技の素晴らしさで、
その魂の成せる技で
泣かされることが本当にたまに、ごくごくたまにですが、あります。
久しぶりに、その状態でした。
ラストでもなく、ホテルでのワンシーンでもなく、美しい女性とタンゴを踊るシーンでした。
厳しい中佐が、女性にはとことん紳士的で、本当に優しい目をして。
素敵すぎて涙が出ました。
ごめんなさい、アルパチーノ🟰マフィア映画、のイメージだったので、今までほぼ見たことがないんですよね。
こんなに素敵な人だったなんて。
他の作品も観たくなりました。
アルパチーノよ。生まれ出てくれてありがとう。とまで思いました 笑
以下ネタバレなので、観られる方はスルーでお願いします。
公聴会のシーン。
何が正しいのか
わたしも一緒に考えました。
貫くほどの信頼関係もない友情を守って、自分の道を閉ざされること。
校長先生へのいたずらは流石にやりすぎでひどいこと。
それは事実です。
なので真実を正直に話すことも、私は間違っていないとも思います。
でも、チャーリーはそれを選ばなかった。
偏屈で破天荒な中佐にここまで合わせることができる17歳の少年の選択は、あくまでも純粋でした。
もし、そうではない選択をしたとしても、彼の中の思いがあったと思うと、それは間違いではないと、中佐なら言ってくれたのでは…?と思います。
これはあくまでもわたしの主観なので、反対意見もあると思います。
そして何より、希望が持てるラストがもう、たまりませんでした。キュンキュンしました。
人はどんな状況になっても、何歳になっても、魂は永遠に成長をしていくものなのだと、改めて感じました。
素晴らしい映画に出会うと、それだけでも人生は素晴らしく、地球に生まれて良かったなって思います。
久しぶりの5点満点。
最高でした。
多分もっかい見ます 笑