インダスの大地

セント・オブ・ウーマン/夢の香りのインダスの大地のレビュー・感想・評価

4.0
(記録用)盲目やんちゃおじちゃん(退役軍人)がお世話バイト好青年を強引に旅行に連れ出すロードムービー的なやつ。

チャーリーは奨学金で高校に通うどこにでもいる普通の苦学生!
ある日、友人達の悪巧みを目撃した事から校長に呼び出されて「犯人の名前を言えば大学への推薦を出してやろう。言わなければ退学だ!」と迫られちゃってどうしよう!?
さらに休暇を使って引き受けたお世話バイト先の盲目おじちゃんはとっても口が悪いんだけど、なんとバイト初日から僕を強引にニューヨーク旅行へ連れ出して――
僕、どうなっちゃうのーー!!?


…ちゃんとしよう。
アル・パチーノといえば他作品のお陰でマフィア〜アウトロ〜なイメージがあったので、事前情報ゼロ時点で勝手に(ドンと青年の友情モノか?)と思っていた。結論としてまずドンではなかった。

飛行機はファーストクラス、高級レストラン、移動はリムジン、オーダーメイドのスーツはチャーリーの分まで仕立てて。
やたらめったら贅沢な旅行に何故自分が巻き込まれているのか?釈然としないチャーリーと相変わらず口が悪いアル・パチーノ。もちろんそれらには理由があった…。


旅行を通して互いを知ってゆく二人。年も人生経験も全然違う二人の間にだんだんと芽生えていく友情。こういうの好きです。(他作品:ペーパームーン的な?)大人と子供のコンビって面白くて良いなァと。子供の初初しさが時に大人を救うんですね。良き。良き。

タンゴと運転と演説のシーンは言わずもがな、名シーンですね。
ラストは(観て良かったなァ)という気持ちにさせてくれます。
今日の映画はハズしたくないなァって日に借りると後悔しませんね。