まりん

ソーシャル・ネットワークのまりんのレビュー・感想・評価

ソーシャル・ネットワーク(2010年製作の映画)
4.0
ザッカーバーグ本人の自伝ではなく、天才の物語として拝見。本人が否定する部分や創作部分も多いみたいなので。

「この世に文系なんていらないんじゃないか」みたいな話がちょうどこの映画の2010年代前半に流行した。世の中の機械やシステム、科学、医学を司るのは理系だから。
だけどこの映画を見て、天才が“天才”でいるためには社会的・倫理的・文化的に支えることができるサポーターや友人が必要なんだと思った。
頭の良いガキが莫大すぎるカネを持って、思いのまま発明を続けても、成功することは出来ても幸せにはなれない。
それを伝える力がないと、偉そうで可愛げのないガキで終わってしまう。

仮にSNSの流行出発点がこんなに「発明と創作の純粋」なんだとしたら、我々にはやはり、SNSは早すぎたのかもしれない。
まりん

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