日本ではmixiのブームが去って、Twitterのムーブメントが起こる中、実名SNSのfacebookは日本では流行らないと言われてた頃。
なんとまぁ今やマネタイズも成功して、現在も成長は止まらない。
トンデモサイトがいかにして出来上がったか、という話。
ネットのニュースなどでこのあたりの話は、かじる程度で知ってたけど、よくもまぁ飽きさせないスタイリッシュな作りにしたもんだなあと感心した。
流石フィンチャー!
キレッキレである。
日本にいては、てんで感じ取れないというか、そもそも既にmixi疲れなんて言葉があって、しかも実名でSNS?!はあ?みたいな空気だったけども、世界中を巻き込んだムーブメント、若さの狂乱を垣間見れて実際にこんな感じだったのかなぁって興奮した。
時代は今やgeekな人たちが作ってる。ビットの世界がリアルを変えている。
インターネットやSNS、スマホがない世界にはもう戻れない。
なんだって誰かの純粋な情熱が世界を変えるものを作り出す。
それに一儲けしようと群がる人間の欲が、いつ何時でも悪い方向へ追いやっていくものである。
だけど、一つ一つを乗り越えて、なんだかんだ世界のインフラになって人と人を繋げて、金を稼いでるfacebookはすごい。
mixiももしかしたらそうなれたかもしれないけど、何が違ったのか。
劇中にある、小物を釣るか大物を釣るかが簡潔に捉えた表現かもしれない。
ともあれ、業界にいる人にとってはワクワクしてとても面白い伝記。
facebookをやってなくて、SNSなんのこっちゃわからん!!やらないし知らん!!という人はとてつもなくつまらない話だろう。
僕は前者です。
何かを作り上げて世界に広げていきたい!!って思わせてくれる、興奮剤のような映画である。