映画らしく事実に脚色が混ざった精巧な作品。
ドキュメンタリーではないので恋やキャラクターなどの肉付けがドラマを作りとても観やすく仕上がっている。
作品内のザッカーバーグ氏、私も嫌いじゃないんですよね。率直で嘘のつけないこういう人いますよね。世渡り下手だけど本当のことしか言わないから信頼できる。たまにエリカ(ルーニー・マーラー)みたいに傷つけられることもあるけど…(-_-)
ジャスティンと二人だけ解り合って「そう!そう!」言ってるシーンすごく好きだなぁ。あと、アレの破壊シーンも‼︎
私はもともと法廷ドラマや会話劇が好きなので早口な作品でも特に何も思わないのですが、普段洋画を観ない人や字幕を追いながら観るのが苦手な方は吹き替えの方が良いのかもしれません。
3時間かかる尺を早口で話させることで2時間にしたという逸話のある作品ですからね。
その他にも完璧主義で有名なフィンチャーのこだわりは妥協を許さず、数々のシーンが驚くほどのテイク数の末に完成したらしい。それに対してジェシーが「時には100回を越えたけど、それは信頼されて仕事を任せられている証拠‼︎」的なコメントを残しているのがまためちゃくちゃカッコイイ!
そんな本気の作り込みが観ていて伝わってくるんですよね。
彼の一番になれないことが許せなくて、彼に追いつけないのがやるせなくて…
嫉妬、劣等感、憧憬、愛憎。どんどん視界が狭まる描写がたまらない。
お金よりも名声よりもモノをつくる情熱が生んだ軋轢。
確かに派手さはないかもしれないけど作りこまれた佳作に違いない。
そう言えば随分Facebookを開いてないなぁ。
本当に仲がいい人とはいいんだけど、前職のしかも他部署でほとんど話したことのない人からのリクエストに戸惑ったりしたなぁ。
海を越えて繋がっているご縁もあるし、久しぶりに繋がったご縁もあるけど、自分のネットワークが手のひらの中で収まることに違和感を感じることもあるんですよね。