映画観て言う人岡村翔太

セルビアン・フィルムの映画観て言う人岡村翔太のレビュー・感想・評価

セルビアン・フィルム(2010年製作の映画)
4.5
『セルビアン・フィルム批評』
https://youtu.be/pyWxMMIGu-M

映画館で観たんですよ。無修正で。そしたらたいしたことなくて。本当にたいしたことなくて。何故かというと周りがハードルを上げすぎなんですよ。近所ではレンタルもされてないし、DVDは廃盤でしすし、中古のDVDはプレミア化されて15000円とかなんです。しかも『新生児ポルノ』とか噂で聞いたら自分の中で勝手にセルビアン・フィルムができあがるじゃないですか。それを超せてないんです。超せるわけないんですよ。ハードルが上がりきってます。煽り方を間違ってますよね。そもそもエログロを推す話じゃないんですよ。胸糞を推す話でもないというか。これより胸糞悪い映画はありますからね。『子宮に沈める』、『新宿インシデント』観たらいいんですよ。セルビアン・フィルムの褒めるべき箇所は『如何に映倫を口説いたか?』なんですよ。『非道』とか『胸糞』とか言ってますけど所詮、映画化できる範囲なんですよ。その限界まで達しているのがセルビアン・フィルムなんです。そこをもっと評価してあげてほしいんです。『グロかった』、『胸糞だった』そんなことは分かりきってるんです。噂になるぐらいなんですから。そこじゃなくて『どうやって映倫を口説いたか?』ですよ。そこに注目して観たら、脚本が素晴らしいこと。『バック・トゥ・ザ・フューチャー』とやってること変わらないですよ。緻密で繊細なんです。そこを観てあげてください。素晴らしい映画なので。83点。
『セルビアン・フィルムがどうやって映倫を口説いたか解説』
https://youtu.be/34VVHRfuoPI