ポコ太郎

一人息子のポコ太郎のレビュー・感想・評価

一人息子(1936年製作の映画)
3.7
2024-23

「東京物語」や「秋刀魚の味」の小津安二郎監督作品。東京で学ばせるために必死でに働いてきた母親と、東京の生活に挫折した息子の衝突を描いた作品。

さすが小津監督。親子の微妙な距離感を描くのが本当にうまい。母の想いを息子に語るシーンでは、人生達観した気になって諦め癖がついている自分にも響く言葉だった。
初めて知った作品だが、前向きになれるいい作品だった。

音声はノイズがのっていて聞き取りずらいので、イヤホンで見ることをオススメ。