いつも旅に出るとき、その国の映画を見るようにしている。映画でその国の空気感を感じて、実際に体験して、その空気感を自分に刻み込んでいくための習慣。といえば大義ぽいけど、なんとなく旅先にのめりこめる気はする。
191019 ベトナム行きの飛行機にて
舞台となる主人公の家が只管に美しかった。中華的なものと、南国らしさと、少しのアール・デコ的装飾と(そういえばベトナムはフランス植民地文化が根強いんだった)、文化が混じり合った意匠に惹かれた。トルコ行ったときや、中央アジアにも通ずるけども、文化の汽水域は、豊かでパッケージ化されていない世界観が広がってるように思う。
他具体的には、半屋外的な暮らし。特に食の場が、湿度を帯びた外部に投げ出されている。そういえば街中あちこちでプラの椅子と、アルミの机出して食べていたり、寝てる人すら多くいた。
生活が滲み出すことを許容する都市はレギュレーションが限りなく緩やかだ。ラフさがアクティビティを助長してるように感じる。洗練されすぎないラフさが人のパワーを受け入れること。
映画の感想だかなんだかわかんなくダラダラ長くなっちゃったけど、そんなことを考えながら、次の旅までまた日々頑張ろうと思う。