keroline

青いパパイヤの香りのkerolineのネタバレレビュー・内容・結末

青いパパイヤの香り(1993年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

働き者で文盲の下女が奉公先の主人と結ばれ、夏目漱石の一節を読めるまでに成長する。読み上げ終わった途端、お腹の赤ちゃんが動き出して...
と言った内容。漱石の一節とこの作品にどんな関係があるのかは分からない。
内容そのものよりも一昔前のベトナムの雰囲気を楽しむ作品だと感じ取れた。

数年前のベトナム旅行を思い出した。
この作品の物語当時(1951年)の面影は色濃く残っていた気がする。
玄関の無い民家、野良犬だらけの路地、ちょっと汚いパパイヤのサラダ、
勤勉な女性、昼間から道端でトランプに興じるオッサンたち、お世辞にも綺麗とは言えない市場やお店等々。
急速な発展を遂げているベトナムだが、当時の世界観はいまだに現存している。
ベトナムへもう一度行きたいと思っている。この作品を鑑賞してからのベトナムは自分の目にどう映るのだろうか。
keroline

keroline