それは、偶然か必然か?
ありふれた夜、タクシー運転手が乗せたのは日常に潜む非日常。
奇妙な縁が奏でる銃声の先に男たちは互いを睨み付け合う。
行動するのは、未来じゃない。
今だ!!
一般人にしては度胸がありすぎる運転手(笑)
派手すぎないのがちょうどいいビターな映画。
初見はそこまでだったけど、何度も見る内に好きになっていった作品。
セリフの言い回し、夜景にドンピシャな音楽、各登場人物が絶妙に交差する点、なんか凄い良質な小説を読んでる気分になってくるのよなー。
そして、ストーリーを包み込む渇いた世界観がハマってしまう。
これだけのことが起きても、それは小さな波にすぎない的なね。
GTAをそっと起動して、車であてどなく走り回りたいわ(笑)
個人的にトム・クルーズでわりと1番好きな役かもしれないヴィンセント。
冷徹で非情な視線に正確無比な射撃テク、…カッコ良くないわけがないね。
冒頭の一瞬ステイサムはある意味で贅沢だなぁ(笑)
お互い感じるのは嫌悪や憎悪のはずなのに友情とは言えないけど、二人が醸し出す独自の関係性がほんとたまらない。
この渋みと余韻にずっと浸っていたい。