あべきょ

コラテラルのあべきょのレビュー・感想・評価

コラテラル(2004年製作の映画)
3.5
勝手にヴィンセント(トム・クルーズ)の物語だと思ってたらマックス(ジェイミー・フォックス)の物語。しがないタクシー運転手が偶然乗せた暗殺者を触媒にして殻を破っていくというプロット。

トム・クルーズが悪役を演じる作品は珍しいけど、ヴィランとしてもやっぱり様になるのがすごい。こういう顔は良いのに中身の人間性が狂ってるっていうキャラはすごく好みなので、ヴィンセントの方のストーリーをもっと見たかった。

ナイトクラブでの銃撃戦などでヴィンセントを無双させておいたことが、終盤の緊迫感をうまく演出していたけど、マックスにあんまり感情移入できなかったのは残念。必死で助けようとしているのが、その日会ったばかりの女性というところがネックだったのかもしれない。
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