ちゃみろー

酒とバラの日々のちゃみろーのレビュー・感想・評価

酒とバラの日々(1962年製作の映画)
3.7
アルコール依存の底なし沼に互いを引きずり込む夫婦の悲哀を描いた人間ドラマ。今では本編よりテーマソングの方が有名。アレキサンダーを悪魔のカクテルとして世界中に知らしめた功績?もあり。アルコール依存症の恐怖をリアルな手法で描いているが、基調となるのは悲恋である。片方が立ち直ろうとすると、片方が足を引っ張り、その罪悪感から互いに離れられなくなる。リー・レミックの酔っぱらい演技が真に迫っている。ジャック・レモンの場合は演技じゃなくて、本当にアルコール依存だったということで、精神病院の拘束服のシーンの狂気はかなり精神的にキテたのだろうと思うと身につまされる。
2018.8.25 DVD(録画)
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