メタ

ブレア・ウィッチ・プロジェクトのメタのレビュー・感想・評価

2.7
これは...

わけのわからなさは嫌いじゃない。伴って怖さもある。
それに、心理的パニックになっていく過程もなかなかよくできていると思う。
普通のホラー映画に慣れたら、こんなのも良い刺激になるのではないでしょうか?
私たち観客が、ホラー映画に、娯楽という幻想を押し付けすぎている、という指摘はあるはずです。ホラー映画は好きだけど、そのせいで柔軟性を失ってしまっては元も子もない。
この映画のようなストーリーの方が、確かにリアルなんでしょう。

ホラー映画を "求めて" 観ると、つまらないのかな。


最後に私が好きな哲学者、戸田山和久氏の推薦を載せておく。
「怖いものはいっさい映らず、何かを怖がっている人だけが映るという、賛否両論を巻き起こした映画。最後の最後のシーンをちゃんと恐がるためには、相当の記憶力を必要とする。」(恐怖の哲学 NHK出版)
メタ

メタ