まる

連合艦隊のまるのレビュー・感想・評価

連合艦隊(1981年製作の映画)
4.2
戦争を経験した監督による作品。
コメンタリーによると、人が派手に殺しあっているのを見世物にして良いのか葛藤があり、ずっと戦争映画を断っていた時期があったそうですが、この映画を作るために戦争から生きて帰らされたと思い始め、作られたそうです。

敗戦の経緯を分かりやすく描くダイジェスト的な部分も強いけれど、未来ある若者の命が奪われることへの憤りが、おそらく一番良い方法で描かれてた。

戦争映画苦手でも、それでもコメンタリーと併せてみる価値のある作品だと思った。

あと、中井貴一デビュー作らしいですが、監督が母親にこれ一本だけ映画に出させて下さいって頭下げにいった話が面白かった。
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