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永遠のこどもたちのxavierのレビュー・感想・評価

永遠のこどもたち(2007年製作の映画)
3.8
愛を信じたら、本物の光が見える…
孤児院で育ったラウラは、長らく閉鎖されていた孤児院を買い取り障害を持つ子どもたちのホームとして再建しようと夫のカルロス、息子のシモンと共に移り住んでいた。だが、シモンは遊び相手のいない寂しさから空想上の友だちを作って遊ぶようになり、その姿にラウラは不安を覚える。
そして入園希望者を集めたパーティーの日、シモンは忽然と姿を消してしまい…
ストーリーはこんな感じ。
"1,2,3壁を叩け"ーこれが、スペインの"だるまさんが転んだ"だそうだ。

羽毛が舞う明るい日差しの中で、走り回る子どもたち…
とてもホラー映画とは思えないシーンから始まるこの作品。
作品の中身としても、グロさはあんまり無いし、怖い感じの映像もない
ただ、音はビックリするかな
って感じで怖さは殆どありません。

"見えない友だち"がいるという息子とそれを信じる事が出来ない母親。
最初、シモンと洞窟に行った時に、気づけば良かったんだよなぁ。
シモンがいた場所で見た足跡が、洞窟の奥に向かっていた事を…
明らかに"何か"がいた事を示していたのにね。
その結果、シモンは行方がわからなくなるんだよね。そしてラウラは一生懸命探すんだけど、シモンの行く方は…

ラストの展開は、"えー!"と思ったけど、考えれば、ちゃんと何気ないシーンに伏線が張ってあったね。
でも、どうなんだろう?
あれで良かったのかな?
ああなったのは、ラウラがシモンにちゃんと向き合わなかったからじゃないのかな。
ラウラがシモンの言う事に耳を傾けていれば…
そう考えると、何か悲しかったなぁ…
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