ろまらん

祇園囃子のろまらんのレビュー・感想・評価

祇園囃子(1953年製作の映画)
4.8
また傑作。脚本も撮影も抜群です。
ほっぺたぷっくり幼さの残る若尾文子の可愛さ、木暮実千代の色香と優しさ満喫できる。進藤英太郎も浪花千栄子も素晴らしい。着物の着替え見る度にうっとりする。
御簾やのれん越しに写す画を始めとして、人物の画面への入れ込み方が天才的。
話の運びも簡潔でテンポ良し。人間のほんとの営みや気持ちを描いてるから古さを感じない。美代春の言葉に泣く。
祇園の街並みや祇園祭が今も変わってないのが嬉しく誇らしくもある。
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